chatGENE(チャットジーン)

運動による減量効果

肥満に関する遺伝子は既に100以上発見されています。例えば、FTO(脂肪・肥満関連)遺伝子をもつ方は、食欲を抑えるのが難しく、さらに高カロリーの食品を好む傾向があるとされています。先天的な肥満体質を遺伝学的検査で確認し、運動で痩せやすい人、食事で痩せやすい人などの分類を行う研究も多く行われています。この検査項目では、運動による減量効果についての遺伝的傾向を見ています。

関連コラム

運動には、ウォーキングやランニングのような有酸素運動と、筋トレのように瞬発的に筋肉を使う無酸素運動があり、効率よく痩せるためには、どちらか一つではなく、この2つの運動を組み合わせることが重要です。有酸素運動では、体脂肪をエネルギーとして消費することから、”脂肪を燃焼する運動”と言われています。また開始から20分経過後に体脂肪をエネルギー源として使い始めるため、20分以上の継続がより効果的な運動とされています。一方で、無酸素運動は筋力を鍛える運動を指します。筋肉量が増えることで基礎代謝を高める効果があります。基礎代謝は人が生きていくために最低限度必要なエネルギーですが、この基礎代謝は筋肉量と比例しており、筋肉量が増えることで自然にエネルギー消費量が多くなります。そのため、減量効果を考えるうえで、基礎代謝量は非常に大切な要素の一つです。

参考文献

  • Am J Clin Nutr 2009 Aug;90(2):425-8.
  • Obesity (Silver Spring). 2010 Feb;18(2):322-6.
  • PLoS Genet. 2017 Apr 27;13(4):e1006528.