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白斑症

白斑症は世界的に約0.5~1%の有病率を示す疾患です。しかし、皮膚に現れる白い斑点の形の病変を除けば自覚できる症状がなく、単純な美容疾患として放置したり、治療時期を見逃しやすい疾患です。

症状

白斑症の主な症状は、脱色素と呼ばれる自然な色や色素の脱色で皮膚脱色、白毛症(毛髪脱色)があります。脱色班の境界がはっきりしており、手、足、肘、膝などによく発生しますが、どの部位でも発生します。白い斑点が現れる以外に、他の自覚症状はほとんどなく、美容的な問題として捉えられる疾患です。

原因

白斑症の正確な原因はまだ知られていません。ただ、研究を通じて白斑症が身体の免疫系がメラニン細胞を攻撃して破壊する自己免疫疾患である可能性が示唆されています。また白斑症は高い家族歴を示すため、どのような遺伝的素因が関与するのかが研究され続けています。白斑症の原因に対して免疫説、内分泌疾患説、メラニン細胞自己破壊説という3つの学説が提起されており、複合的に作用すると推定されています。

診断

白斑は、皮膚科医が目視で観察することで簡単に診断できます。家族歴の確認や他の甲状腺疾患などの自己免疫疾患を確認するために血液検査や、脱色肌に見られる欠けているメラニン細胞に対する皮膚生検検査も行います。皮膚に白い斑点が現れる疾患は白斑症の他にも多様であり、白斑症は斑状強皮症、炎症後の脱色症などのような疾患と区別しなければなりません。

治療

白斑症がひどい場合は、治療を検討します。白斑症による白い斑点はほとんど永久的ですが、サイズを縮小するための治療法があります。病変が小さい場合は、ステロイド軟膏剤やトリアムシノロン局所注射を使用し、急速に病変が広がる場合は全身ステロイドを経口投与します。その他、光化学療法、短波長紫外線B治療、標的光治療、外科的手術方法などがあります。

予防

皮膚に紫外線を過度に受けないように、長時間の外出の際には、日焼け止めや帽子、長袖、長ズボンなどを着用することをお勧めします。

参考文献

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