ビタミンDは、日光を浴びることで皮膚で合成されます。適度な日光のもとで通常の生活をしている場合は、ビタミンDが不足することは少ないとされていますが、屋外での活動量が極端に少ない場合や、加齢などの要因で皮膚におけるビタミンD産生能力が低下している場合などは、ビタミンDが不足している可能性があります。この検査項目では、血中のビタミンD濃度についての遺伝的傾向を見ています。
ビタミンDは紫外線を浴びることで体内で合成される栄養素です。日常生活で1日10~20分程度、適度に日光を浴びることが良いとされております。しかし、過度に日焼けをするほど日光を浴びてしまうと、逆にビタミンDの合成能力は低下してしまうこともあるため注意が必要です。またビタミンDはカルシウムの吸収に必要なタンパク質の合成を促し、血液中のカルシウム濃度を高めることが分かっています。歯や骨を丈夫に形成し、成長の促すことに期待ができるため、小さい頃から日光を適度に浴び、カルシウムを適度摂取することで丈夫な体をつくることができます。 ビタミンDは、カルシウム不足で発生する”くる病”(骨の変形や子供の発達障害)を予防する物質の研究によって発見されました。1892年に”くる病”が起こる地域と日照量に相関関係があるという仮説が発表され、その仮説に基づいて研究が進められた結果、紫外線を浴びた食品・動物の体内に、くる病を予防する物質(紫外線によって体内でビタミンDへ変わる前駆物質:プロビタミンD)が発見されました。