症状
記憶力減退、言語能力低下、時空間把握能力低下、判断力及び日常生活遂行能力の低下、無感動、憂鬱、不安、妄想、幻覚、徘徊、攻撃性、刺激過敏性、異常行動、食事変化、睡眠障害などの精神行動異常の他に片側運動麻痺、片側感覚低下または消失、視野障害、顔面麻痺、発音異常、嚥下困難、歩行障害、四肢硬直など様々な神経学的異常症状が伴います。症状は脳血管障害の部位と範囲により多岐に渡ります。
血管性認知症は、脳梗塞などの脳血管障害によって引き起こされる認知症であり、認知症の原因として2番目に多いとされています。アルツハイマー病とは異なり、突然進行することが多く、原因がある程度明確であるため予防できる可能性が高いとされています。認知症の診断後に、頭部画像検査で脳血管疾患を認める場合に、血管性認知症を診断します。
記憶力減退、言語能力低下、時空間把握能力低下、判断力及び日常生活遂行能力の低下、無感動、憂鬱、不安、妄想、幻覚、徘徊、攻撃性、刺激過敏性、異常行動、食事変化、睡眠障害などの精神行動異常の他に片側運動麻痺、片側感覚低下または消失、視野障害、顔面麻痺、発音異常、嚥下困難、歩行障害、四肢硬直など様々な神経学的異常症状が伴います。症状は脳血管障害の部位と範囲により多岐に渡ります。
考えられる要因としては、高血圧、喫煙、心筋梗塞、心房細動、糖尿病、高コレステロール血症、遺伝的要因などがあります。他にも血液中の赤血球容積の上昇、止血異常、末梢血管疾患、過剰なアルコール摂取などにより脳血管疾患が繰り返し発生することで、血管性認知症が段階的に生じることが多いとされています。脳梗塞や脳出血を起こした時には急激に認知症が発症しますが、小さな脳血管障害を頻繁に繰り返すことで徐々に認知症が進む人もいます。
記憶力を含む認知機能の変化があるか、あればいつからどのような様相で現れたかを確認し、身体検査と神経学的検査、精神状態検査、日常生活機能レベル検査を行うことで認知症の診断を行います。その後に脳画像検査で脳血管障害を診断し、かつその他の認知機能障害を起こす疾患の除外を行い確定診断します。
脳血管疾患の発生または悪化に寄与する可能性のある血管性リスク要因(高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満、喫煙、心疾患など)の治療と管理が非常に重要です。また、脳血管疾患の再発や悪化を防ぐために、アスピリンなどの血小板凝集抑制剤やワルファリンなどの抗凝固剤、血流循環改善剤などを投与します。また、損傷した認知領域を補完する記憶力訓練、認知リハビリ治療、現実見当識訓練(RO)に付随する精神行動症状治療を併行します。
発病の主原因となる代謝疾患の管理のために生活習慣を改善し、十分な睡眠をとることで予防することができます。具体的には高血圧の改善のために減塩を行い、適度な有酸素運動による減量を目指します。加えて不整脈や脳血管障害の早期発見のために健康診断を定期的に受診することが、血管性認知症の予防にとっても大切です。