変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)は、牛の海綿状脳症(BSE)と関連する獲得性プリオン病で、異常プリオン蛋白が脳に蓄積して発症します。変異型クロイツフェルト・ヤコブ病は抑うつや不安などの精神症状から始まり、認知症を含む様々な症状が現れ、数年以内に死に至る疾患で、治療法はまだ確立されていません。原因は、正常なプリオン蛋白(PrPC)が外来の異常プリオン蛋白(PrPSc)と接触して異常プリオン蛋白に変換する連鎖反応によるものとされています。この病気はBSEに感染した牛からの感染性異常プリオンが人に伝播して発生するとされており、感染経路としては「BSE牛の肉の経口摂取」や「変異型クロイツフェルト・ヤコブ病感染者からの輸血」が考えられます。日常生活での人から人への二次感染は起こらないとされています。