尿中のナトリウムレベル
ナトリウムは体のバランスを維持するために必要なミネラルであり、人体は常にその濃度を一定に保つ恒常性を維持しています。尿中のナトリウム濃度は、慢性疾患の状態を予測および監視するためのバイオマーカーとして用いられます。この検査項目では、尿中のナトリウムレベルの遺伝的傾向を見ています。
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- ナトリウムの役割・はたらきとは?
「ナトリウム」という言葉自体はよく聞きますが、実際に私達の体の中でどのような役割を果たしているかは意外と知られていません。ナトリウムは人体に必要なミネラルの一つで、成人の体内では細胞の外の体液に含まれており、細胞外液の浸透圧を調節して、細胞外液量を保つはたらきがあります。さらに神経伝達や筋肉の収縮、栄養素の吸収や体中への運搬にも関わっています。また、水分を保持しながら細胞外液量や循環血液の量を維持し、血圧を調節しています。塩分(ナトリウム)を取りすぎると血圧が上がったり、体がむくんだりする現象は、このナトリウムの働きからくるものなのです。通常の食生活をしていればナトリウムが不足することはありませんが、逆にナトリウムを過剰に摂取することにより、がんや高血圧等の疾患などリスクにつながるとも言われおります。日ごろの食生活での塩分の摂り過ぎには注意しましょう。
参考文献
- Nat Genet. 2021 Feb;53(2):185-194