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2型糖尿病

糖尿病とは、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)を上げすぎないように調節しているインスリンというホルモンの量が減ったり、細胞がインスリンに反応する能力が下がったりすることで、血糖値が上がりすぎる状態が慢性的に続く病気です。糖尿病は1型、2型、妊娠性などいくつかのタイプがありますが、2型糖尿病が大半を占めます。2型糖尿病では、遺伝的要因によるインスリン分泌量の減少に加え、環境的要因によりインスリンが効きにくくなるとされています。日本全国で1000万人近い患者がいるとされています。

症状

初期には通常自覚症状は乏しいですが、高血糖が進行すると、口が乾く・多く水を飲む・尿が多くなる・体重が減る・だるい・意識が薄れるといった症状が発現します。さらに、高血糖が長年続くと、網膜症・神経症・腎症などの合併症が現れることもあるので、視力低下・傷が治りにくい・手足のしびれ・むくみなどの症状には注意が必要です。2型糖尿病患者は、新型コロナウイルス感染症を含め様々な感染症にかかりやすく、また治りにくくなるとされています。

原因

2型糖尿病では、遺伝的要因によりインスリン分泌量が減ることに加え、環境的要因によりインスリンが効きにくくなることが原因とされています。遺伝的要因とは生まれつきの体質であり、2型糖尿病を発症しやすくなる遺伝子の変異が多数報告されています。環境的要因としては、高カロリー・高脂肪の食事、運動不足、肥満などが挙げられます。感染症、薬の副作用、膵臓のがんや手術などがリスクとなる場合もあります。

診断

血液検査を行い、血糖値や、HbA1c(1~2か月の血糖値の状態を反映する値)、インスリン濃度などを調べます。ブドウ糖が入った飲み物を飲んで血糖値の推移を調べる経口血糖負荷試験を行う場合もあり、糖尿病予備軍の状態も診断可能です。空腹時の血糖値が126mg/dLを超え、HbA1cが6.5%(NGSP値)を超えていることが確認されれば、糖尿病と診断されます。複数回の検査を要する場合もあります。

治療

糖尿病があっても、合併症をできるだけ起こさず、健康に生活できる寿命を延ばすことを目標として治療を行います。食事・運動療法と合わせて、薬物治療を行います。薬には飲み薬、注射等があります。インスリンの分泌促進や、糖分が腸から吸収されるのを妨害したり、インスリンの抵抗性の改善など目的に併せて薬剤選択がなされます。目標血糖値は個別の状況に合わせて設定され、高齢者や合併症が進行している場合は、低血糖を避けるために、目標をゆるめに設定する場合もあります。高血圧・脂質異常症など、他に動脈硬化を進行させる要素がある場合には、平行して治療を行います。

予防

自分の活動量に応じて必要とするカロリー量を把握し、カロリーの過剰摂取や、肥満を避けるようにします。脂質や糖質の摂取量に気を付け、野菜など血糖値が上がりにくいものから食事を始めるようにします。食物繊維の摂取・節酒・禁煙を心がけ、定期的な有酸素運動の習慣を持つことが大切です。糖尿病の方は、内科を受診するとともに、合併症を防ぐため、眼科や歯科を定期的に受診したり、他にもワクチンや予防接種による感染症予防などが重要です。

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