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総鉄結合能(総トランスフェリン量)

血清中のすべてのトランスフェリンと結合できる鉄の総量を総鉄結合能(TIBC)といいます。血液(とくに血漿)に含まれるタンパク質で、鉄イオンと結合し、鉄を輸送します。血漿トランスフェリンやセロトランスフェリンと呼ぶこともあります。トランスフェリンが欠乏することで、骨髄に鉄を供給できず、ヘモグロビンの産生が定価し、貧血を起こすことがあります。また、利用されなかった鉄が全身の臓器へ沈着し、ヘモクロマトーシスを起こすこともあります。この検査項目では血液中の総鉄結合能についての遺伝的傾向を見ています。

関連コラム

  • 鉄欠乏性貧血にかかわる3つの指標
  • 鉄欠乏性貧血には、「貧血」・「総鉄結合能(TIBC)」・「血清フェリチン値」が使用されます。ヘモグロビン12 g/dL未満、TIBC 360 μg/dL以上、血清フェリチン12 ng/mL未満を満たした場合、鉄欠乏性貧血と診断されます。
  • アスリートは貧血になりやすい?
  • アスリートは普段の激しいトレーニングによって、汗などから鉄の排出量が増え、酸素を運ぶヘモグロビンを作るために鉄の消費が増えるため、普通の人に比べて鉄が足りなくなりやすくなります。食事の量と質に普段から気をつけていないと「鉄欠乏性貧血」をおこすリスクが高くなるので注意が必要です。

参考文献

  • Nat Commun. 2014 Oct 29;5:4926.