円形脱毛症(AA)
円形脱毛症 (AA)はその名の通り毛髪が円形に抜ける病気です。自分の免疫系が自分の正常な細胞や組織を攻撃する「自己免疫疾患」と言われています。症状は一般的には1〜2ヶ所ほどの円形の脱毛ですが、ひどい場合は、頭髪全体に広がったり、全身の毛がすべて抜けたりすることがあります。この検査項目では円形脱毛症に関する遺伝的傾向を調べています。
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- 円形脱毛症の原理と原因
円形脱毛症になる人はすごいストレスを抱えてると思われがちですが、近年ではストレスは円形脱毛症の原因というよりは、発症のキッカケにすぎないとされています。本来はウイルスや細菌を攻撃する免疫細胞が異常をきたし、毛根を攻撃することで発症します。炎症が毛根で起きているので、抜けた毛には生え変わりの時のような毛根がついた毛ではなく、毛根がつかない先の細い毛が抜けている可能性が高いです。円形脱毛症か疑わしいときは、抜けた毛をチェックしてみましょう。
- 円形脱毛症の種類
円形脱毛症と聞くと、500円硬貨くらいの円形の脱毛の症状を思い浮かべますが、実際には様々なタイプがあります。500円サイズの脱毛斑が出来る「単発型」の他にも、円形の脱毛斑が2か所以上発症する「多発型」もあります。脱毛班が結合すると蛇のように脱毛箇所が広がることがあり、そういった症状のものは「蛇行型」と呼ばれています。また、重症度で見た場合も、より重症なものでは脱毛斑が頭部全体に広がり、すべての毛が抜けるタイプや、さらに眉毛や体毛なども抜けるタイプもあり、それぞれ「全頭型」「汎発型」と呼ばれています。「全頭型」「汎発型」になると治療が長期間になる可能性が高いとされています。
参考文献
- Nature. 2010 Jul 1;466(7302):113-7.
- Nat Commun. 2015 Jan 22;6:5966.