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においの感受性

においの感知は、鼻腔内の嗅覚受容体を匂い物質が刺激することで生じます。ヒトは約400種類の嗅覚受容体を持っており、膨大な種類のにおいを感じることが出来ます。この検査項目では、においの感受性に関する遺伝的傾向を見ています。

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においを嗅ぐことで懐かしい記憶や当時の感情が蘇る経験をしたことが、あると思います。この現象をプルースト効果と呼びます。嗅覚と脳は密接に関わっていると言われており、そのためにおいと経験がセットになって記憶されることもあります。脳には思考を司る大脳新皮質と、感情や本能を司る大脳辺縁系という器官があります。大脳辺縁系の中には、記憶を司る海馬が存在します。五感のうち「視覚」「聴覚」「触覚」「味覚」の4つは、大脳新皮質を経由してから海馬に送られます。しかし、「嗅覚」だけは大脳新皮質を経由しません。大脳辺縁系や、自律神経系を司る視床下部にダイレクトに送られるため、他の五感より感情や本能、記憶に働きかける力が強いと言われています。

参考文献

  • Curr Biol. 2020 Dec 7;30(23):4643-4653.e3.
  • PLoS Genet. 2010 Jun 24;6(6):e1000993.
  • Curr Biol. 2020 Dec 7;30(23):4654-4664.e4.