血清IgMレベル
免疫の中で大きな役割を担っているのが免疫グロブリン(Immunoglobulin、略称Ig)で、抗体とよばれ血液中や組織液中に存在しています。免疫グロブリンには、IgG、IgA、IgM、IgD、IgEの5種類があり、それぞれはたらく場所やタイミングが異なります。IgMは、私たちが細菌やウイルスに感染したとき、最初に作られる抗体です。慢性化するに従いIgG、IgAが増加し、IgMは数週間で消失します。成人では全免疫グロブリンの約5~10%を占めます。この検査項目では血液中の血清IgMレベルについての遺伝的傾向を見ています。
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新型コロナウイルスに関連する検査には主に「PCR検査」「抗原検査」「抗体検査」があります。1PCR検査:ウィルスの遺伝子を調べる検査で、検査時に感染しているかどうかを調べます。2抗原検査:ウィルスに関連する特徴的なタンパク質(抗原)を検査で、検査時に感染しているかどうかを調べます。3抗体検査:ウイルスに感染した人の体内で作られた抗体を検出するための検査で、感染歴を調べます。抗体検査では、主にウィルス侵入後最初につくられるIgMや、次につくられるIgGを確認します。
参考文献
- Nat Genet. 2017 Aug;49(8):1182-1191.