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飽和脂肪酸濃度

飽和脂肪酸は人間にとって重要なエネルギー源ですが、一般的に飽和脂肪酸は健康に悪影響を与える油として認識されています。飽和脂肪酸を多く摂取すると、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)の血中濃度上昇につながり、生活習慣病の発症リスクを増加させると言われています。バター等の乳製品や、肉類などの動物性脂質、ココナッツオイル等に多く含まれています。この検査項目では飽和脂肪酸の濃度についての遺伝的傾向を見ています。

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油(あぶら)と脂(あぶら)、どちらもアブラですがそれぞれ区別して使用されています。常温で液体のものを油、常温で固体のものを脂とそれそれ表現し、それらをまとめて「油脂」と呼びます。脂の主な成分は飽和脂肪酸で、肉やバター、ラードなど動物性の脂に多く含まれています。一方で、オリーブオイルやごま油などの植物由来の油や、魚油などに多く含まれるのは不飽和脂肪酸と呼ばれます。飽和脂肪酸(脂)を控え、不飽和脂肪酸(油)に置き換えることで、動脈硬化等のリスクを減らすことにもつながると言われています。現代人は飽和脂肪酸を摂り過ぎていると言われています。厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準(2020年版)」においては、飽和脂肪酸の摂取量を、総摂取エネルギーの7%相当以下としています。しかしながら、日本人の飽和脂肪酸の平均摂取量は総摂取エネルギーの8.4%程度といわれており、摂取基準を上回っています。飽和脂肪酸の摂り過ぎは、肥満や心筋梗塞をはじめとする循環器疾患等の健康リスクにつながると言われているので、普段の食生活から注意する必要があります。

参考文献

  • Circ Cardiovasc Genet. 2013 Apr;6(2):171-83.
  • PLoS Biol. 2022 Feb 25;20(2):e3001547.