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塩味感度

塩味感度は、味覚受容体に関連する遺伝的要因の影響を受けることが分かっています。もちろん、食習慣、年齢などの環境要因による影響も少なくありませんが、塩味感度は先天的な要素も関係しています。塩味感度が低いと食べ物の塩味を感じにくいため、結果的に塩分の摂取量が増加してしまう傾向にあります。塩分を多く摂取することで、食欲ホルモンの分泌が促進され、体重増加の原因となる可能性もあります。この検査項目では、塩味を感じやすいかの遺伝的傾向を見ています。

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仕事をして給料をもらう人のことをサラリーマンと言いますが、給料を意味する英語のサラリー(salary)の語源は、塩の支給を意味するという意味のラテン語の(サラリウムsalarium)という単語に由来していると言われています。古くから塩は生活の必需品のために交換の媒介をする一種の貨幣の役目を果たしていました。ローマ時代には役人や軍人に給料として塩が支給されていたという説もあります。
古代ギリシャやローマ時代には塩税というものがあったとされています。塩は人が生きていく上で不可欠な物質ですが、塩の精製は意外と難しく、当時は国家が塩精製を主導しており、塩が課税対象として扱われていたことが知られています。中近世では、フランス王国における塩税が有名で、特にそのフランスの塩税を指す場合はガベルとも呼ばれます。最終的にその塩税が廃止されたのは1946年なので、フランスは約600年もの間、塩に課税していたことになります。

参考文献

  • Chem Senses. 2013 Feb;38(2):137-45.
  • Nutrients. 2018 Oct 18;10(10):1539.