chatGENE(チャットジーン)

前立腺腫瘍(PSA)マーカー

前立腺腫瘍(PSA)マーカーは主に前立腺の異常を発見するための指標として用いられます。前立腺に何らかの疾患がある場合に陽性反応となります。特に前立腺癌では高い相関関係がみられ、進行するに従って高値となります。基準値は0~4ng/mLで、4~10ng/mLをいわゆる「グレーゾーン」といい、25~40%の割合でがんが発見されます。異常がある場合、二次検査として超音波検査や直腸診及びMRI検査などを行います。この検査項目ではPSAマーカーについての遺伝的傾向を見ています。

関連コラム

  • 男性のがん罹患数1位:前立腺がん
  • 男性のがんによる死亡数1位は肺がんで、前立腺がんの死亡数は肺がんの4分の1程度です。しかし、罹患数で見ると前立腺がんが1位です。1980年の日本人の前立腺がんの年間の罹患数は3,944人でしたが、2017年では91,215人まで増加し、日本人男性がかかるがんの第1位となりました。実に、約9人に1人の男性が生涯の内で前立腺がんにかかると推定されています。前立腺がんの増加率が高い理由としては、人口の高齢化と食生活の欧米化があげられています。一方で、前立腺がんの5年後生存率は95%以上と、がんの中では完治しやすいがんといわれています。
  • 女性にも前立腺がある?
  • 男性だけがもっている臓器と考えられていましたが、17世紀オランダ人組織学者Graafにより女性も前立腺をもつことが分かり、「女性前立腺(prostata feminina)」と命名されました。一般的にスキーン腺と呼ばれています。

参考文献

  • J Med Genet. 2014 Aug;51(8):530-6.
  • Hum Genet. 2013 Apr;132(4):423-9.