カリウムとナトリウムはお互いが拮抗関係にあるミネラルの一種です。ナトリウムが体内に過剰に存在する時は、カリウムがナトリウムの体外への排泄を促し、体内のナトリウム濃度を一定に保つ働きをします。この検査項目では血中のカリウム濃度についての遺伝的傾向を見ています。
近年の日本人の食生活の変化から、ナトリウム(塩分)の過剰摂取が問題視されています。ナトリウム(塩分)の過剰摂取は、高血圧や脳卒中のリスクを高めるとされており、ナトリウム(塩分)の体外への排泄を促すカリウムの摂取が近年重要視されています。実際、厚生労働省が発表した「日本人の食事摂取基準(2020年版)」ではカリウムの摂取目安量が、成人男子で2500mg、成人女子で2000mgと設定されています。さらに、高血圧の予防を目的とする場合は、3500mgを目標として摂取することが推奨されています。バナナはカリウムを豊富に含む果物として有名です。カリウムの他にもビタミンやミネラル、食物繊維がバランスよく含まれており、そのうえで低カロリー(100gで86kcal)ということもあり、多くの国で広く食されています。カリウム不足が気になる方は、食事やおやつに、バナナを取り入れてみるのもよいかもしれません。