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肺炎

肺炎は、呼吸経路である細気管支下部位の肺組織に、細菌またはウイルスによって炎症が発生する感染症です。通常、咳、痰、発熱が伴い、胸部X線写真で肺炎を疑う所見が確認されます。

症状

肺炎は、肺症状と全身症状が現れることがあります。肺の症状としては、咳、痰、呼吸困難などの症状が現れ、特に痰の色が黄色や濁った場合が多いです。全身的な症状としては、高熱が伴う悪寒、頭痛などが発生する場合もあります。しかし、軽度の肺炎の場合には、特別な症状が現れないこともあります。

原因

肺炎の最も一般的な原因はウイルス、細菌、真菌などによる感染です。また、食物や嘔吐物の誤嚥、他にも腐食性化学薬品やほこりやガスを吸入することが原因となることもあります。治療に用いた薬剤や放射線が原因となる肺炎もあります。

診断

咳や痰、発熱などの症状を通じて肺炎を疑い、胸部X線検査や胸部CT検査などにより特徴的な所見を発見した場合に診断を行います。ただし、肺炎以外の他の呼吸器疾患との鑑別が必要なときは、喀痰(かくたん)培養検査と血液検査などを施行します。

治療

肺炎は原因菌に応じて抗生物質で治療を行います。原因菌を正確に特定することが難しい場合は、患者の病歴、既存の疾患、臨床症状、年齢、X線所見などを総合して抗生物質を選択します。また患者の症状に応じて入院治療が推奨される場合があります。適切な抗生物質を使用する場合は、数日以内に症状が改善し、通常10〜14日程度の治療で改善します。しかしながら耐性菌による肺炎や、肺に膿瘍(のうよう)形成を伴った場合は治療が長期化することがあります。

予防

定期的なワクチンの予防接種や、頻繁な手洗い・うがいなど、個人衛生の規則をよく守ることが重要です。また高齢者では誤嚥性肺炎が多いため、食後すぐの就寝は控えることが重要です。

参考文献

  • Gene. 2013 Apr 15;518(2):449-56.