色素沈着
シミのように肌の一部が黒ずむことを色素沈着と呼びます。色素沈着は色素であるメラニンが過剰に生成されたり、代謝サイクルが乱れて排泄が遅くなりメラニン色素が過剰に皮膚内に蓄積されたりすることで起こります。この検査項目では顔への色素沈着の発生のしやすさの遺伝的傾向を見ています。※本項目の検査で使用される遺伝因子は現在のデータベース上では100%同じ遺伝子型を持つ人で構成されていますが、今後のアップデートで更新される可能性があります。
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- 消えやすい色素沈着と消えにくい色素沈着
色素沈着には様々な種類がありますが、色の濃さや色味によってその根深さを簡易的に知ることができます。色素沈着の正体はメラニン色素の蓄積ですが、その黒色メラニンの量と蓄積場所(深さ)によって色の違いが出てきます。肌の浅い場所に蓄積された場合は、茶色~黒色の色素沈着が発生します。この場合は浅い位置にある為、肌のターンオーバー(肌の生まれ変わり)によってだんだん色が薄まったり、消えていくことが期待できます。一方、青や灰色や紫がかったような色素沈着は肌の深い位置にメラニンが蓄積されている事が多く、改善が難しい可能性があるため、気になる場合は皮膚科等へのご相談をおすすめします。
- 遺伝要因以外の色素沈着の原因
色素沈着は遺伝的要因の他、妊娠や避妊薬の服用などによるホルモン変化の影響や、紫外線などの環境要因に影響を受けます。妊娠時は分泌されるホルモンの影響でメラニンの生成が促され、色素沈着が目立ちやすくなります。また、肌が炎症したときなども炎症の刺激によってメラニンが生成され、色素沈着が発生しやすくなります。ムダ毛処理などによる色素沈着もこのタイプです。その他、ターンオーバーが乱れる原因になる栄養不足や睡眠不足などは肌のためにも避けた方が良いでしょう。
参考文献
- J Invest Dermatol. 2015 Jul;135(7):1735-1742.