症状
初期症状はほとんどなく、進行しても症状は軽度な場合が多いとされています。腹部に硬いしこりができたり、腹水がたまってお腹が膨らんだりすることがあります。また、胃もたれ、腹痛、疲労、頻尿、排便習慣の変化、腰痛、体重減少などの症状も報告されています。
卵巣は女性の生殖器として、卵子の保管および排出や、女性ホルモンを分泌する役割を果します。卵巣がんは卵巣に発生するがんで、このうち90%が卵巣表面の上皮細胞で発生する卵巣上皮がんです。細胞の形態によっては、漿液性がん、粘液性がん、類内膜がん、明細胞がんなどに分類されます。
初期症状はほとんどなく、進行しても症状は軽度な場合が多いとされています。腹部に硬いしこりができたり、腹水がたまってお腹が膨らんだりすることがあります。また、胃もたれ、腹痛、疲労、頻尿、排便習慣の変化、腰痛、体重減少などの症状も報告されています。
本人や家族が卵巣がん、乳がん、子宮内膜がん、直腸がんなどの過去の病歴がある場合や排卵回数が多い場合、卵巣がんにかかるリスクが大きくなります。さらに、油に揚げた食品や内臓類食品、即席食品などの高脂肪食品の過剰摂取、肥満、アスベストや滑石などの環境的誘発物質なども、卵巣がんのリスクを増加に影響していると言われています。
医師は患者の年齢、過去歴、家族歴などを問診し、婦人科内診を通じて卵巣が大きくなっているか、あるいはしこりがあるかなどを確認します。問診の結果、リスクが高いと判断された場合、または内診上に何らかの異常所見が発見された場合には、超音波検査で卵巣のしこりを検査します。血液検査の結果により、腫瘍マーカーのCA-125陽性でがんが疑われる場合は、CT撮影、MRI検査など、より精密な画像検査により確定診断を行います。
主な治療法は、手術によって可能なすべての腫瘍を除去し、抗がん剤を投与することです。術後体調が回復を待って、抗がん剤の治療が行われます。抗がん剤は手術によって完全に除去できなかったがん細胞を死滅させる手段として使用し、通常3週間間隔で6~9回程度繰り返して投与します。再発した場合、副作用の少ない抗がん剤や免疫療法、分子標的治療薬などで治療します。
卵巣がんは明確な予防方法がありませんが、病変を早期に発見するために、定期的な内診、経腟超音波検査などをお勧めします。また、がん予防には、禁煙、節度のある飲酒、バランスの良い食事、体を動かすこと、適正な体形を維持すること、さらにはがんに関連するウイルス・細菌に対しての感染予防が大切です。