白血球数
血液中に存在する白血球の数を指します。白血球の主な働きは、病原菌や異物から身体を守る防御作用です。血管内で約2週間はたらきます。白血球には、好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球の5種類があります。最も多いのは好中球で、次に多いのはリンパ球です。身体の状態によって変動しますが、成人の場合、白血球数は3,000/μL以下あるいは10,000/μL以上の場合は異常とされます。この検査項目では血液中の白血球数についての遺伝的傾向を見ています。
関連コラム
- 白血病ってどんな病気?
白血病はいわゆる血液のがんで、白血球系細胞が無限に増加する病気です。白血球の増加により白血病細胞が骨髄を占拠し、正常の血液細胞、すなわち赤血球、白血球、血小板の生成が阻害されます。赤血球が減少すると、貧血による疲れやすさ・顔色の悪さ・めまい・息切れ・頭痛・発熱などの症状が現れます。正常白血球が減少すると、肺炎・敗血症(血液中で細菌が増殖する状態)などの症状が現れます。血小板が減少すると、歯肉出血・鼻出血・皮下出血などの出血症状が現われます。中でも急性白血病は白血病細胞の増殖が速いため週単位で病状が進行し、診断・治療開始が遅れると症状が重篤化する場合があります。
参考文献
- Nat Genet. 2010 Mar;42(3):210-5.
- Cell. 2020 Sep 3;182(5):1198-1213.e14.
- Cell. 2020 Sep 3;182(5):1214-1231.e11.