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ニコチン代謝

「体内のニコチン濃度を一定の水準に保とうとする欲求」が喫煙者がたばこを吸う理由の一つにあると言われることもあります。 人によってニコチンの代謝速度は異なるため、タバコを吸いたくなるまでの時間が人によって異なると考えられています。 この検査項目では、ニコチン代謝の遺伝的傾向を見ています。

関連コラム

  • ニコチンの代謝と禁煙の関係
  • 喫煙者は体内のニコチン濃度を一定に保とうと、タバコを吸うことでニコチンを定期的に摂取しています。ニコチンの代謝が速い人は、体内のニコチン濃度が減りやすいため、タバコを吸いたくなるまでの時間が短くなり、禁煙することに困難を感じる傾向があります。そういった人にはニコチンパッチのようなニコチン置換療法は効きにくいと言われています。なぜならニコチンを身体に取り入れてもすぐに代謝されてしまうため、タバコを吸いたい(ニコチンを摂取したい)という欲求を抑えるに至らないからです。そのようなニコチンの代謝が早い人には、禁煙補助薬のような薬物療法が効果的とされています。逆にニコチン代謝が遅い人にはニコチンパッチのようなニコチン置換療法がおすすめとされています。
  • 禁煙すると太る?
  • ニコチンには脂肪組織に脂肪がたまらないようにする抗肥満作用がある為、人によっては禁煙により太りやすくなることもあります。何より、禁煙のストレスや口さみしさで食べ物を摂取する量や回数が増えることで、体重が増加がしやすい傾向にあります。実際、禁煙による体重増加は80%の人にみられると言われています。ただ、それは一時的な現象です。禁煙してから一定期間が過ぎると体重は減少傾向に転じると言われているので、安心して禁煙にチャレンジしてみましょう。

参考文献

  • Mol Psychiatry. 2021 Jun;26(6):2212-2223.
  • Addiction. 2018 Mar;113(3):509-523.