症状
発作的に強い眠気が起こり、眠り込んでしまいます。特に寝不足でもないのに、自転車を漕いでいる最中に眠ってしまうことがあります。寝入るときや覚めかけのときに怖い夢など幻覚を見たり、金縛りのような体験をすることもあります。怒り・喜び・笑い・驚きなどの感情が起こると、突然体の筋肉に力が入らなくなり脱力する発作が起こる場合があります。
ナルコレプシーとは、睡眠に関係する病気で、十分な時間睡眠を取っているはずなのに、日中の活動時に、耐えられないような強い眠気や、突然筋肉に力が入らなくなる発作が起こる疾患です。仕事や乗り物の運転など、生活に大きな支障をきたす可能性があります。2000人に1人程度の頻度で見られるとされています。
発作的に強い眠気が起こり、眠り込んでしまいます。特に寝不足でもないのに、自転車を漕いでいる最中に眠ってしまうことがあります。寝入るときや覚めかけのときに怖い夢など幻覚を見たり、金縛りのような体験をすることもあります。怒り・喜び・笑い・驚きなどの感情が起こると、突然体の筋肉に力が入らなくなり脱力する発作が起こる場合があります。
脳の中で、睡眠を調節する化学物質であるヒポクレチン(オレキシン)を作り出す神経細胞が働かなくなることが原因とされています。何らかの感染症をきっかけにして発病する場合もあり、ヒポクレチンを作る神経細胞を間違って敵として認識してしまうことが原因だとも考えられています。
いつどのような状況でどのようなことが起こったかの問診を行います。また、睡眠中の脳波や眼球の動きを計測するため、睡眠ポリグラフ検査や、睡眠潜時反復検査が行われます。ナルコレプシーの人の脳脊髄液(脳の周囲の液体)を調べると、ヒポクレチン(オレキシン)濃度が低いことが確認出来ることがあります。
ナルコレプシーの症状を治療するための薬としては、中枢神経刺激薬や、抗うつ薬などがあります。日中に目を覚ますように症状を管理するのに役立ちますが、頭痛、吐き気などの副作用がある可能性があるため、専門医と十分な相談の上で服用する必要があります。また、薬だけでなく、生活習慣の見直し(十分な夜間睡眠、規則正しい生活、昼休みなどに短時間の昼寝をするなど)も治療に重要な役割を果たします。
ナルコレプシーを防ぐ明確な方法は分かっていませんが、一般的に健康な睡眠習慣を保つためには、週末を含め、毎日同じ時間に寝る睡眠習慣を持つことが大切です。日中に一定の間隔で短い昼寝をすると、眠気を軽減し、リフレッシュすることができます。また、喫煙や飲酒を避け、定期的に適度な運動をすることで、夜間の睡眠効率を向上させ、日中の明晰な精神での活動につながります。ただし、就寝直前の無理な運動はかえって睡眠を妨げる可能性があるので注意が必要です。