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乗り物酔い

乗り物酔いは、体が揺れたときにめまい、吐き気、嘔吐、頭痛などの症状が現れることを意味します。脳は、内耳、目、筋肉、関節からの信号を受けて動きを検出しますが、例えば視覚で受け取った情報と身体が感じる揺れの信号が脳で一致しない場合、乗り物酔いを引き起こすとされています。乗り物酔いは年齢的には2歳頃から始まり、三半規管が成長する12歳前後にピークを迎え、その後はだんだんと少なくなります。子供は前庭小脳が発達しはじめる段階であるため、車の揺れやスピードに過敏に反応し、大人よりも車酔いをしやすくなるとされています。乗り物酔いの5~7割は遺伝的な要因が関係しているとされ、男性よりも女性、欧米人よりもアジア人の方が酔いやすいことも分かっています。 この検査項目では乗り物酔いについての遺伝的傾向を見ています。

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子供が乗り物酔いを克服するためには、乗り物への苦手意識を弱めることが一番とされていますが、日常生活で乗り物酔いへの耐性を高めるための方法をご紹介します。滑り台やブランコは、揺れやスピードに慣れるのに有効です。しかも、遊びながら乗り物酔いのトレーニングにもなるので、子供の頃から取り入れやすい対策です。また、前転や後転といった運動もバランス感覚を鍛えるのにおすすめとされていますが、日常生活に取り入れるには少しハードルが高いので、まずは寝返りがおすすめです。寝返りを繰り返すことで平衡感覚が鍛えられるといわれており、乗り物酔い防止につながる可能性がります。寝返りは体全体の血流を促す役割りもあるので、可能な範囲で意識的に寝返りの頻度を増やすと良いかもしれません。

参考文献

  • Hum Mol Genet. 2015 May 1;24(9):2700-8.