左利きの可能性
日本の人口全体で見ると、左利きの割合は約10%と言われています。 利き手が決まる要因としては遺伝説と環境説がありますが、現在では遺伝説が主流となっています。両親とも右利きの場合に左利きが生まれる確率は9.5%、どちらか片方が左利きだと19.5%、両親とも左利きの場合では26.1%になるという報告があります。この検査項目では左利きの可能性についての遺伝的傾向を見ています。
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- 国による利き手
ある調査によると左利きの比率が高いTOP3はオランダ(15.7%)、ニュージーランド(15.5%)、ノルウェー(15.0%)とされています。左利きの割合の少ない国の中でもアメリカは2%とトップクラスです。一方で、アメリカは両利きが30%近いという驚きのデータもあります。その要因としては、アメリカでは左利きを無理やり右利きに矯正することは子供の成長において心理的ストレスなどの悪影響を及ぼすと考えられており、利き手強制はあまり行われないと言われています。その代わりに、動作に応じて利き手を分ける「クロスドミナンス」という考え方が受け入れられており、その結果両利きの人が多いといわれています。
- スポーツと左利き
左利きの人をサウスポーと呼ぶのはなぜかご存じですか?諸説あるようですが、野球が語源になっているとする説が有力とされています。「southpaw」の 「south(サウス)」は「南」、「paw(ポー)」は口語で「手」を意味しています。かつて野球場は、午後の日差しが観戦の妨げにならないよう、バッターがピッチャーを見る方向が東北東になるよう設計されるのが一般的でだったとされています。そのため左利きの投手は南側の手で投球することになり、その事から左投手がサウスポーと呼ばれるようになったということです。
参考文献
- Nat Hum Behav. 2021 Jan;5(1):59-70.