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腎臓結石

腎臓結石は、尿に含まれるカルシウムやシュウ酸などが結晶化し腎臓の内部で結石が生じることを言います。結石が腎臓内にあるうちは症状が現れないケースが多いです。しかし、結石が尿管に落ちてくると突然激しい痛みが生じることがあります。腎臓結石は女性に比べて男性の発症数が多く、また、夏は汗を沢山かくため尿が濃縮され、結石ができやすくなるとされています。

症状

腎臓結石は、通常腎臓内で動くか、尿管に入るまでは症状を引き起こさない可能性が高いとされています。(尿管:腎臓と膀胱をつなぐ管) しかし、ひとたび腎臓でできた結石が尿管に流れ出して尿管に結石が詰まって尿の流れを防ぐと、腎臓が膨らみ、尿管が痙攣して、脇腹や背中、肋骨の下などの箇所で激しい痛みが生じることがあります。

原因

腎臓結石は、尿中のシュウ酸やカルシウムが結晶化することで生じます。動物性タンパク質などを摂取するとシュウ酸や尿酸などの物質が体内に増えますが、シュウ酸の量が体内で多くなると一部が尿の中に漏れ出てきます。シュウ酸にはカルシウムと結合しやすい性質があり、カルシウムと結合しシュウ酸カルシウムとなると石のような塊となります。この塊が腎臓結石です。腎臓結石の発生リスクを高める要因には、水分不足による脱水、カルシウム不足、タンパク質やホウレンソウの食べ過ぎなどが挙げられます。

診断

腎臓結石があると疑われる場合は、血液検査を介して血中に過剰なカルシウムまたは尿酸レベルが検出されていないかを調べます。また、尿検査によって結石を形成するミネラルや結晶成分を確認することも可能です。他にも、CT撮影や超音波検査などの画像検査を通じて尿路の結石の位置と大きさを調べることができます。

治療

腎臓結石の治療は、結石の大きさなどによって異なります。一般的に結石が小さな場合は十分に水分を摂取しつつ、排石促進剤と鎮痛剤などで治療し、自然に排石されるのを待つケースが多いです。大きな結石や症状を引き起こす結石の場合は、体の外から衝撃波を当てることで結石を砕き、自然に排出されるのを待つ方法や、尿道から内視鏡を入れてレーザーで結石を砕いて取り除く方法などがあります。

予防

生活習慣の改善で腎臓結石の予防が期待できます。食事以外に1日2L以上の水分補給をし、1日尿量を2L以上とすることが推奨されています。また、カルシウムの摂取は腸管内でシュウ酸と結合して便として排出させることでシュウ酸の吸収量を抑えるのに役に立ち、クエン酸の摂取はカルシウム結石の予防に役に立つため、カルシウムとクエン酸はしっかり摂ると予防につながります。また、塩分やシュウ酸は摂り過ぎないようにすることが大切です。

参考文献

  • PLoS Genet. 2012;8(3):e1002541.