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ケロイド

傷が治る過程で皮膚の繊維成分が過剰に増殖し、赤く盛り上がった傷跡がもとの傷の範囲を越えて広がる状態をケロイドと呼びます。ケロイドが発症しやすい、いわゆるケロイド体質かどうかには、遺伝的要因が関与しているとされています。この検査項目では、ケロイドに関連する遺伝子を調べ、遺伝的なケロイド体質の傾向を調べています。

関連コラム

  • ケロイドとよく似た症状、肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)
  • 互いによく似た症状を呈しますが異なる疾患と考えられています。大きな特徴としては、肥厚性瘢痕はもともと存在した傷跡の範囲を超えて大きくなることはなく、その部位で隆起して硬化します。一方で、ケロイドはもとの傷跡の範囲を超えて徐々に拡大する傾向があり、周囲の皮膚も赤くなることが多いという特徴があります。また、肥厚性瘢痕は時間が経てば徐々に自然と小さくなっていくことがありますが、ケロイドは徐々に拡大し、自然に治ることはほとんど無いと言われています。
  • 体質による傷の治り方の違い
  • 中にはどんなにひどい傷でもきれいに治る人がいる一方で、蚊に刺された痕やニキビなどからケロイドを発症してしまう人もいます。白人より有色人種の方がケロイドの発症率が高く、日本人では約10%の人がケロイド体質とも言われています。

参考文献

  • Nat Genet. 2010 Sep;42(9):768-71.
  • Nat Genet 2021 Oct;53(10):1415-1424.