ホモシステインレベル
ホモシステインとは血中に存在するアミノ酸の一種です。必須アミノ酸であるメオチニンを代謝する過程で生成されます。メオチニンは肝機能の調整をはじめとした様々な生体機能に関与していますが、メオチニンの代謝に必要な葉酸やビタミンB12が不足すると、ホモシステインからメオチニンへの変換が滞り、ホモシステインが細胞内から血中に移行して蓄積し動脈硬化を引き起こすため、脳血管や心血管系の病気を引き起こす危険因子になります。この検査項目では、ホモシステインレベルについての遺伝的傾向を見ています。
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生物の構成成分であるタンパク質はアミノ酸からできており、人間の体は20種類のアミノ酸からできています。その内、体内では合成されない9種類を必須アミノ酸と呼び、魚、牛肉、豚肉、鶏肉、卵、チーズ、豆類などに多く含まれています。一方、体内で合成できる11種類を非必須アミノ酸と呼びます。
- 葉酸ってなに?
葉酸は胎児の発育に役立つといった情報をよく耳にしますが、実際、葉酸がどんな栄養素でどんな役割を果たしているのかご存じでしょうか?葉酸は水溶性ビタミンで、ビタミンB群に属しています。タンパク質や細胞を作るときに重要な役割を果たしたり、ビタミンB12とともに血液を作る働きをします。葉酸は、特に焼きのり、ブロッコリー、きな粉などに多く含まれており、最近では葉酸のサプリメントなども広く知られています。
参考文献
- Am J Clin Nutr. 2013 Sep;98(3):668-76.
- Nat Commun. 2021 Feb 23;12(1):1250.
- PLoS Genet. 2014 Mar 20;10(3):e1004214.