世界的な健康志向の高まりから魚食が注目されていますが、魚を食べる頻度は時代や地域によっても異なります。この検査項目では、魚を食べる頻度についての遺伝的傾向を見ています。
FAO(国連世界農業機関)から、2020年度版の「世界漁業・養殖業白書(SOFIA)」によると、世界で最も魚を摂取(消費)している国は「アイスランド」とされています。その量は1日当たり248.19g。平均的なサンマ1匹の重さが120g程度なので、毎日サンマを2匹分の魚を食べている計算になります。なぜアイスランドが消費量1位なのかというと、非常に寒冷な土地柄のため農業がほとんど行われておらず、その代わりに水産業が非常に盛んなためだと考えられます。実に、約70%の人が水産関連の仕事に携わっていると言われています。一方で、日本人の魚摂取量は14位で、1日あたり126.5gの摂取量とされています。毎日サンマ1匹分ほどの魚を食べている計算になりますが、1989年の時点では1日あたり200gを摂取していた事実を踏まえれば、現代は深刻な魚離れの状況と言えます。魚にはDHAやEPA、必須ミネラル、ビタミン類などの栄養素が豊富に含まれているので、健康維持のためにも積極的に摂取したいところです。