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フィブリノゲンレベル

フィブリノゲンは、血液凝固因子のひとつで、血液を固めるはたらきをします。血液凝固の最終段階で網状の不溶性(水に溶けない)物質フィブリンとなり、血球や血小板が集まってできた塊(血栓)のすき間を埋めて、血液成分がそこから漏れ出ないようにしています。このため、フィブリノゲンが低下すると血液が固まりにくくなり、止血されにくくなります(出血傾向)。この検査項目では血液中のフィブリノゲンレベルについての遺伝的傾向を見ています。

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血液を固めるために重要なフィブリノゲンですが、基準値より多くても、少なくても体に不具合が生じます。感染症や急性心筋梗塞などの疑いがあるときにフィブリノゲンを調べます。体内に炎症や組織の変性が生じると、5~6時間後に血液中に増加し、高値となるからです。他にも、フィブリノゲンは、肝機能検査としても用いられます。これは、フィブリノゲンが肝臓で合成されるためで、肝硬変や肝臓がんで肝臓の合成能力が低下すると、低値になるためです。

参考文献

  • Hum Mol Genet. 2016 Jan 15;25(2):358-70.
  • Circulation. 2013 Sep 17;128(12):1310-24.