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女性型脱毛症(FPHL)

女性型脱毛(FPHL)は、男性型脱毛とは異なり、局所的な脱毛が発生するのではなく、頭部全体で髪の毛が細くなり、広い範囲で薄くなっていく脱毛パターンが多いとされています。ホルモンバランスの乱れやストレスといった要因のほか、遺伝的な要因が指摘されています。この検査項目では女性型脱毛(FPHL)の遺伝的傾向を調べています。

関連コラム

    女性型脱毛症(FPHL)の種類
    女性型脱毛症には「女性男性型脱毛症(FAGA)」、「牽引性脱毛症」、「産後脱毛症」などがあります。「牽引性脱毛症」は普段のヘアセットで髪の毛を引っ張るなど毛根への負荷が原因となる毛脱毛症です。「産後脱毛症」は産後一気に髪が薄くなる脱毛症ですが、一時的なケースが多いです。女性男性型脱毛症(FAGA)などの女性の脱毛症の場合、頭部の全体で髪のボリュームが失われる“びまん性”の脱毛パターンが一般的です。その中でも大きく3種類に分けられていて、多い順に、
  • 頭頂部を中心として広い範囲で薄くなっていく「ルードウィッグ型」
  • 頭頂部から髪の生え際にかけての髪の分け目から木のように広がって薄くなっていく「クリスマスツリー型(オルセン型)」
  • 男性と同様生え際がM字のように薄くなっていく「ハミルトン型」の3パターンに分類されます。
  • 「ルードウィッグ型」は女性の脱毛症の約75%を占め、全体的に薄くなっていくため、“気付かない内に髪がかなり薄くなっている”といった状況に陥りやすいとされています。「クリスマスツリー型」は女性の脱毛症の約20%を占め、髪が失われる様子がクリスマスツリーを連想させることから「クリスマスツリー型」と呼ばれています。生え際でも髪が薄くなりやすい特徴があり、「ルードウィッグ型」と違って気が付きやすいとされています。「ハミルトン型」は女性の脱毛症では数%ですが、生え際が薄くなっていくため、悩みの種になりやすいです。
    FAGAの原因
    原因には「ホルモンバランスの乱れ」、「栄養不足」、「生活習慣の乱れ」、「遺伝」等があるとされています。女性ホルモンは加齢とともに分泌量が減ります。ホルモンバランスの乱れの影響を特に受けるのは、閉経前後の40〜50代の女性です。他にも、「栄養不足」はダイエット中などに起こりやすいのでダイエット中は特に栄養管理に気を使いましょう。

参考文献

  • Br J Dermatol. 2012 Jun;166(6):1314-8.
  • Br J Dermatol. 2010 Apr;162(4):899-903.
  • Br J Dermatol. 2009 Aug;161(2):289-94.
  • Dermatology. 2015;231(3):239-44.
  • Br J Dermatol. 2014 Apr;170(4):982-5.
  • Br J Dermatol. 2012 May;166(5):1131-4.