肌のしわ
しわは、年齢とともに徐々に発生します。特に目元は薄くて繊細な肌組織を持っており、最初にしわが生じやすい場所です。しわができやすいかどうかは、生来の皮膚の構造を決定する遺伝的要素によって作用されることが分かってきました。この検査項目でしわのできやすさの遺伝的傾向を見ています。
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しわの種類
「しわ」は大きく分けると3種類に分かれます。
- 表皮性しわ……いわゆる「小じわ」で、肌の比較的浅い層に刻まれたしわです。目元、口元にできやすく、肌の水分・油分が不足することで生じると考えられております。
- 真皮性しわ……肌の奥に刻まれたしわで、年齢を重ねるごとに増えるしわです。肌のコラーゲンやエラスチンが失われることで肌の弾力がなくなり、しわができます。2種類ある紫外線の内、UVAがしわの発生に関わっていることが近年分かってきています。(UVAについては検査項目の「日焼け反応(サンタン)」をご覧ください)
- 表情じわ……いわゆる「癖じわ」で、日ごろの表情の癖がしわの原因になります。顔をしかめたときの眉間のしわやおでこのしわなど、決まった位置にできる特徴があります。
しわ対策
「表皮性しわ」は肌の乾燥を防ぐことが大切です。その為、ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲン、ヘパリン類似物質などを含んだ保湿成分の豊富なスキンケア製品を使うのが良いとされています。「真皮性しわ」はコラーゲン・エラスチン繊維の保護と修復が大切です。紫外線の影響を抑えるビタミンC誘導体やコラーゲンの産生を促進するレチノールを含んだスキンケア製品の使用、コラーゲンペプチドの経口摂取などのエイジングケアが大切です。「表情じわ」は表情筋のコリをほぐすマッサージを行い、表情のくせをなおしやすくすることや、普段からどんな表情をしているときにしわができるのかを確認し、しわができる表情を避けるといったことで、くせをなくすことが大切です。
参考文献
- Clin Cosmet Investig Dermatol. 2022 Mar 11;15:433-445.
- J Cosmet Sci. 2021 Jan-Feb;72(1):63-80