エストラジオールレベル
エストラジオールは女性ホルモンであるエストロゲンの一種です。エストロゲンは女性らしさを作るホルモンであり、自律神経の働きの安定やコラーゲンの生成にも関与しています。 この検査項目では、エストラジオールレベルについての遺伝子的傾向を見ています。
関連コラム
- エストロゲンの効果
女性ホルモンには大きくは「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類がありますが、プロゲステロンが妊娠の維持や体温の上昇の効果を持つのに対し、エストロゲンは女性らしい体作りや妊娠の準備をする役割を持ちます。エストロゲンはコラーゲンの産生を促して肌のコンディションを整える他、自律神経を整えたり、血管や脳を健康に保つ効果も持ちます。そのため、エストロゲンの分泌量が減少する更年期では、肌や血管などでトラブルが起こりやすくなると言われています。
- 人間から排出される女性ホルモンが原因でオスの魚がメス化⁉
1980年代のイギリスで下水処理場の近くの河川からオスメス両方の生殖器官を持つコイ科の魚が頻繁に見つかるようになり、騒然となったことがあります。女性の尿中には大量のエストロゲンが含まれており、そのエストロゲンが河川に流れ込みメス化が起こったのではないかと懸念されました。実際に実験室でオスしか生まれない魚卵を準備し、エストロゲンが含まれた水の中で育てたところメス化したという事例もあります。こうしたことからエストロゲンは日本でも環境ホルモンとして対策が協議されたこともあります。
参考文献
- Nat Med. 2020 Feb;26(2):252-258.
- Endocrinology. 2022 Apr 1;163(4):bqac020.
- J Clin Endocrinol Metab 2021 Oct 21;106(11):e4471-e4486.