耳垢の種類
耳垢は耳の中で古くなった表皮や、外部から入ってくるほこりが混ざりあってできたものです。人によってかなり違ったタイプがあり、中には左右の耳で違ったタイプの耳垢の人もいますが、大別してカサカサした「乾性耳垢」と湿りっ気のある「湿性耳垢」の2種類に分類されます。この検査項目では耳垢の種類に関する遺伝的傾向を見ています。
関連コラム
- 耳垢の種類は遺伝で決まる
日本人の70~80%は乾燥した耳垢で、残りの20~30%が湿った耳垢をしていると言われています。一方、白人では、90%、黒人では99%が湿った耳垢であると言われています。日本の国内でも北海道と沖縄と本州では割合に大きく差があると言われており、例えば北海道のアイヌ民族では約50%が湿った耳垢であるという報告もあります。
- 耳そうじの頻度
耳そうじの適切な頻度については諸説ありますが、やりすぎは禁物です。特に乾燥している耳垢の人は、耳の中の表面にある線毛の働きや、食事をしたり話したりする際のアゴの動きで、自然に外に出ていくようになっています。例えば、鼓膜に傷がついて鼓膜表面にかさぶたのようなものがで来ても、1か月ほどで外耳道の方へ移動し、数か月後には最終的に耳の外に排泄されると言われています。そのため基本的にはは1か月に数回清潔な綿棒でそっと拭う程度のそうじで十分とされています。頻繁に耳の中をさわることで、耳の中を傷つけてしまい、炎症を起こしてしまう可能性もあるので耳そうじのやりすぎには注意が必要です。
参考文献
- Nat Genet. 2006 Mar;38(3):324-30.