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角膜の厚さ

角膜とはいわゆる黒目と呼ばれる部分で、眼球の一番表面に位置する透明な組織です。レンズとして機能するだけでなく、異物が入ってこないようにするバリア機能があります。厚さは一般的に0.5mm程度とされていますが、角膜の厚さは生まれつき人によって違いが生じることがあります。この検査項目では、角膜の厚さについての遺伝的傾向を見ています。

関連コラム

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  • 角膜は、5層の構造になっており、角膜上皮層、ボーマン膜、角膜実質層、デスメ膜、角膜内皮層があります。人により角膜の厚さが異なるため、角膜を削ることで視力を改善するレーザー治療は、角膜が薄い人はできない場合があります。
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  • 円錐角膜は、角膜が薄くなり、眼圧に耐えきれずに円錐状に徐々に前方に突出してくる病気です。10~20代の思春期に発症することが多く、30~40代まで進行すると言われています。初期症状としては、視力が低下したり、対象物が二重に見えたり、まぶしさを強く感じたりすることがあります。症状が進むと、角膜の内側にある薄い膜が破裂し眼の中を循環する液体が角膜内にあふれ出して白濁する「急性水腫」や、さらに進行した場合、角膜の薄い部分から割けてしまうこともあります。そうなった場合は角膜移植が必要となるため、初期段階で病気を発見し、治療することが重要とされています。

参考文献

  • Nat Genet. 2013 Feb;45(2):155-63.
  • JAMA Ophthalmol. 2022 Jun 1;140(6):568-576.