頸動脈壁肥厚(ひこう)
頸動脈は脳に血液を送る首の血管です。この動脈がつまり、血液の流れが阻害されると、脳梗塞などの疾患につながります、血管の壁が固くなっていたり、プラーク(コレステロール)のかたまりができていないか等、動脈壁の厚さによって血管の状態やそれに関連する疾患のリスクを確認することができます。この検査項目では頸動脈壁肥厚についての遺伝的傾向を見ています。
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- 頸動脈壁の厚さ、どう調べる?なぜ調べる?
頸動脈壁の厚さを調べるには「頸動脈エコー検査」という方法があります。超音波で動脈を視覚化し血管の状態を調べる検査で、動脈硬化の早期発見や進行度合を確認します。検査で分かることとしては、血管壁の厚さやプラーク(血管内膜にコレステロールが蓄積してできたコブのようなかたまり)の有無です。血管壁の厚さは、動脈硬化の有無と進行度合が分かり、プラークの有無は脳梗塞や心筋梗塞などの血管疾患の発症リスクが分かります。血管壁は3層に分かれており内側の1層目、2層目を内中膜複合体といい、ここの厚さが1.1mmを超えると動脈硬化が進んでいる可能性が高いとされています。頸動脈で動脈硬化などが進行していることがわかると、同様に全身の動脈硬化が進んでいると考えられます。
参考文献
- Nat Genet. 2011 Sep 11;43(10):940-7.