ベータ(β)カロテンは、にんじんの橙色(だいだいいろ)のもとになっている栄養素で、植物が合成するカロテノイドと呼ばれる天然の色素化合物です。体内で必要に応じてビタミンAに変換され様々働きをすることが分かっています。この検査項目では、血中のベータカロテン濃度についての遺伝的傾向を見ています。
ベータカロテンは、英名のcarrotが語源とされています。語源になるほどベータカロテンを多く含んでいるにんじんには、動脈硬化の予防や免疫力の向上など様々な働きがあり、あらゆる悩みに答えてくれる「緑黄色野菜の王様」と呼ばれています。にんじんは原産地であるアフガニスタンから様々なルートを辿り世界中に伝わる過程で食べやすいように品種改良が行われました。全てのにんじんがオレンジ色をしているというわけではなく、京にんじんとも呼ばれる金時にんじんは、とても赤色が強いにんじんです。この赤色はトマトにも多く含まれているリコピンと呼ばれる色素が影響しています。またポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富に含まれている紫にんじんは、皮は紫色をしていますが、中心の色はオレンジや黄色をしています。