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アラニン濃度

アラニンとはアミノ酸の一種で、肝機能の保護やアルコールの分解を助ける成分です。アラニンは運動をする際、エネルギー源であるグルコースに変換されるため、長時間の運動に重要な成分です。牛や豚のレバー、しじみやあさりなどの貝類に多く含まれています。アラニンのアルコールを分解する性質から、二日酔いにはしじみの味噌汁がよいと昔から言われています。この検査項目では、アラニン濃度についての遺伝的傾向を見ています。

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1969年、オーストラリア・ビクトリア州のマーチソン付近に落下した隕石から、微量のグリシン、アラニン、グルタミン酸、βアラニンが確認されました。これは、地球以外での生命体の存在を示唆する証拠だと大きな話題となりました。他にも、5億年前の三葉虫の化石からも、アラニンなどのアミノ酸が検出されるなど、化石や隕石から検出されたアミノ酸から生命起源の謎に迫る研究が多く存在しています。アラニンには甘味があるため、食品添加物としも多く利用されています。アラニン以外のアミノ酸の中には、苦味をもつバリンやロイシンなども存在します。また、グルタミン酸はうま味があるため、うまみ調味料として広く活用されています。さらに、アラニンをはじめとするアミノ酸に熱を加えた時に出る香りを加工食品に利用することもあります。ちなみにアラニンはカラメルの香りがします。このようにアラニンは味覚や嗅覚に働くアミノ酸です。

参考文献

  • PLoS Biol. 2022 Feb 25;20(2):e3001547.
  • Nat Genet. 2021 Jan;53(1):54-64.