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扁平上皮がん(気道消化管)

扁平上皮がんは、喉、口、鼻、肺などの気道や消化管の内膜に発生するがんの一種です。特に食道に発生する場合は「食道がん」と呼ばれ、その多くは粘膜層を構成する扁平上皮細胞ががん化したもので、日本では食道がんの約9割を占めます。 このがんの症状には、初期段階では食べ物が喉を通りにくくなるなどの嚥下(えんげ)困難が挙げられ、進行するとさらに痛みや声のかすれが生じることがあります。 扁平上皮がんの主な原因は喫煙と飲酒であり、特に飲酒によって体内に生成されるアセトアルデヒドという発がん性物質が発症のリスクを高めます。さらに、この物質を代謝しにくい遺伝的要因を持つ人では、食道がんのリスクがさらに高くなることが知られています。また、喫煙と飲酒を両方行っている人は、がんの発症リスクがより高まるとされています。

【参照研究】

  • PLoS Genet. 2021 Mar 5;17(3):e1009254.
  • ヨーロッパ系の13,887人の扁平上皮がん患者と56,450人の対照群

【対象遺伝子】

  • ADH1B、STK19、HLA-DQA1、BRCA2、ABHD8など、9の遺伝子を解析