有酸素運動とは、長時間継続して行う運動を指します。身近なところでは、ウォーキングやジョギング、水泳、サイクリングなどが当てはまります。運動中に筋肉を収縮させるためのエネルギー(アデノシン三リン酸)を、体内の糖や脂肪が酸素とともに作り出すことから、有酸素運動と呼ばれます。この検査項目では、有酸素運動に適しているかについての遺伝的傾向を見ています。
有酸素運動=マラソンというイメージが多いと思いますが、42.195kmを走るマラソン競技の最も遅い記録を皆さんはご存じですか?その記録の保持者は日本人の金栗四三氏です。金栗氏は日本マラソンの父と呼ばれるほど偉大な選手でした。日本人で初めてマラソンでオリンピックに出場したり、3度の世界記録を樹立したりするなど、数々の記録を打ち立てた人物です。しかし、同時に最も遅いマラソン記録を保持している人物としても知られています。その記録は、なんと54年8カ月6日5時間32分20秒3です。現在では制限時間を設けられているため、このような記録になることはないのですが、1912年の世界大会に参加した金栗氏は、レース途中で熱中症のような症状で倒れてしまい、コース付近の民家で保護されました。その後金栗氏はゴールを諦め日本に帰国しましたが、この時棄権申請をせずに帰国してしまったため、記録上は競技継続中という扱いとなっていました。時を経て、当時の記録を調べていた人が、完走も棄権もしていない状態の金栗氏を発見し、金栗氏に連絡を取り、その結果、金栗氏は約54年の時を経て晴れてゴールをすることとなりました。