予防165項目 / 体質235項目
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がんや生活習慣病などの
疾患リスク165種 -
肺がん、大腸がん、乳がん、白血病など33種のがん、糖尿病、慢性肝炎、脳梗塞、貧血など132種の一般疾患について、
日本人平均と比較して、自身の疾患リスクに関する遺伝的傾向がどの程度かわかります。
詳細情報の例 (「高血圧」の場合)
[ 症 状 ]
高血圧を持つ多くの人は、血圧の数値が異常な高値を示しても自覚症状がない場合がほとんどです。しかし、合併症のリスクが高まっている時には、動悸、息切れや、手足のむくみなどが自覚症状として表れることもあります。高血圧では、心臓は絶えず強い圧力で血液を送り出すことになり、その結果筋肉が厚くなって心肥大を起こします。さらには、高血圧が続くと、心臓は徐々に疲弊し、その結果、心臓のポンプ機能が低下し、心不全を引き起こします。
[ 原 因 ]
高血圧の大部分を占める本態性高血圧の原因は、血圧が上がりやすい体質である”遺伝的要因”と、生活習慣などが影響する”環境要因”があります。代表的なものとしては、心血管疾患の家族歴、喫煙、高脂血症、糖尿病、老齢化などは、高血圧の誘発を促進する要因とされています。一方、二次性高血圧は、原因が明確な場合が多く、副腎腫瘍、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、甲状腺に問題がある場合に発生します。
[ 診 断 ]
血圧は測定環境、測定部位、臨床状況によって変動性が高いため、高血圧を診断する際は、通常複数回測定を行います。測定した血圧値の平均に基づいて、拡張期血圧90mmHg以上または収縮期血圧140mmHg以上であれば高血圧と診断されます。20歳を越えたら早い段階から定期的に血圧の測定をすることをお勧めします。
[ 治 療 ]
減塩を取り入れた健康的な食事習慣、運動、禁煙、節酒などが、高血圧を改善するために効果的とされています。薬物治療が必要な場合に処方される高血圧治療薬は、血管を拡張するためのアンジオテンシン受容体遮断薬、筋肉を弛緩させるのに役立つカルシウムチャネル遮断薬、腎臓におけるナトリウムと水分の再吸収を抑制し、排泄を促進することにより血圧を下げる利尿薬など様々な作用機序の薬剤があります。
[ 予 防 ]
減塩食や体重管理、禁煙、有酸素運動などはそれぞれの努力によって血圧を調節できる代表的な方法です。しかし、突然の減塩食はむしろ食欲を刺激し、肥満の悪化を引き起こす可能性があるので、正しいやり方で減塩をすることが大切です。危険因子がある場合は、家庭用血圧計で定期的に血圧を計測し管理することをお勧めします。