SHONAN SEASIDE.EXE
湘南エリアを拠点に活動する3人制プロバスケットボールチーム。
誕生日:2006年1月15日
誕生日:1985年4月17日
誕生日:1984年5月28日
瞬発力や俊敏性といった身体能力や、パフォーマンス向上に関わるカフェイン代謝など、バスケットボールに関連する遺伝子は多岐にわたります。
遺伝子検査によって、自身の遺伝的傾向を明らかにすることで、個々の特性に応じた対策を立てることができ、より効率的なパフォーマンス向上が期待できます。
アスリートのパフォーマンス向上に向けたchatGENE for Sportsの取り組みの一環として、2025年8月16日(土)、「3x3.EXE PREMIER 2025 Round.7」にて「SHONAN SEASIDE」所属選手との対談セミナーを実施しました。
「①瞬発力と持久力」「②反応や俊敏性(アジリティ)」「③カフェインと運動パフォーマンス」に関わる3人の選手の遺伝子タイプを確認し、遺伝子レベルでの優位点や弱点について言及しました。
本記事では、特に注目が集まったトピック「アジリティと遺伝子」について深堀していきます。
アジリティに関係する遺伝子って?
反応速度や俊敏性などアジリティに関わる代表的な遺伝子は以下があります。
- BDNF:速さや瞬時の切替に関わる遺伝子
- ADRB2:反応速度(初速)に関わる遺伝子
- NOS3:長時間の繰り返し動作に関わる遺伝子
これまで反応速度や俊敏性は、一つのパフォーマンスとして捉えられてきました。しかし、それぞれの遺伝子を見ることで、生体反応として、より細かく反応速度や俊敏性を分解することができます。
それぞれの遺伝子の特性を理解し、特性に合わせた対策を打つことで、遺伝子レベルでの弱点を克服したり、優位点を伸ばしたりでき、アジリティ全体を伸ばすことにつなげられます。
大久保選手のアジリティ遺伝子を見てみよう!
遺伝子を見ると、自分が持つ優位点や、まだうまく使えていない可能性のある能力について知ることができます。
例えば、ある能力に関する遺伝子が遺伝的に低い傾向にある場合、それはトレーニングの仕方によってこれから大きく伸びる可能性を秘めている部分と捉えることができます。
逆に遺伝的に高い傾向にある場合、その能力を競技中に最大限に発揮できているかを確認することも重要です。
<大久保選手のアジリティ遺伝子>
- ・速さや瞬時の切替に関わる遺伝子:遅いタイプ
- ・反応速度(初速)に関わる遺伝子:速いタイプ
- ・長時間の繰り返し動作に関わる遺伝子:高いタイプ
この結果から、大久保選手は「反応速度(初速)」「長時間の繰り返し動作」に高い素質があることがわかります。
一方で「速さや瞬時の切替」はトレーニング等で強化すべき伸びしろであるといえます。
既にある強みを土台にしつつ、弱い部分を鍛えることで、アジリティ全体のパフォーマンス向上が期待できます。
アジリティ遺伝子のタイプに合わせたトレーニング戦略を立てる
<弱い部分を高める&優位点をさらに活用するためのトレーニング例>
大久保選手の場合、弱点となる「速さや瞬時の切替」は神経系を刺激するトレーニングや練習タイミングを工夫することで克服が期待されます。
一方、優位点となる「反応速度(初速)」は予測不可能なことへの反応をさらに高める練習が有効です。
また、「長時間の繰り返し動作」は筋肉の酸素利用効率とリカバリー速度を最大化するトレーニングが推奨されます。
実際に大久保選手は、「瞬時の切替が遅いのは自分でも自覚していました。それ以外の反応速度や持久力がが速い/高いと出て嬉しかったです。今回の結果を見て練習メニューを実践してみようと思いました!」とコメント。
このように、自分の遺伝子の弱点・優位点を理解し、それに合ったトレーニングを組み込むことで、より競技パフォーマンスを高めることができるのです。
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